腸腰筋って??
腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋をまとめた総称です。
他にも小腰筋という筋肉もありますよね。
この腸腰筋は腰痛の原因になる筋肉として有名です。
特に、すべり症や腰椎分離症。
過去に、朝青龍が腰痛で休暇中にモンゴルでサッカーをしたと
ニュースになりバッシングを受けていましたね。
腸腰筋は強烈な腰椎前弯を促す筋肉です。
動画の中では、足を地面に接地したクローズの状態というで
特に起こるという事を説明しています。
腰椎が前弯すると??
腰椎が前弯するというのは腰が反るという事です。
その状態では背中側の脊椎の感覚は狭くなりますね。
圧の逃げ場がなくなった椎体は前方に…これがすべり症。
また、高齢者の方に多いのは脊柱管狭窄症です。
脊柱管狭窄症は間欠性歩行という症状が有名で
1度なってしまうと整形外科で薬の投与や手術という事にもなりかねません。
腸腰筋の柔軟性低下は黄色人種と言われるアジアの人には身体への影響が強く出ます。
耳状面の形状は人種で違う
腰仙角の平均は人種によって変化します。
日本人はどちらかというと農耕民族。
引くという動作には強いものの跳ぶ走ると言った動きには向いていないと言われています。
逆に狩猟民族は引く動作は苦手なものの跳ぶ、走るに適しています。
このような歴史的背景があるので骨格や筋肉というのは総合的に考えなければいけないのです。
欧米の方々はソファーでテレビを見る姿勢が大丈夫なのは
元々骨盤が前傾しやすい構造なのでソファーでくつろいでも骨盤が後傾に行きすぎる事はないです。
しかし、日本人は元々骨盤が後傾位になりやすいのでソファーでくつろぎすぎると
腰が痛いなんて事になったりします。
大腰筋は側屈、反対側回旋を起こす筋肉でもある
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の2つが合わさった筋肉で
その中でも大腰筋は腰椎から始まりますが
腰椎の真ん中に付着しているわけではなく肋骨突起位付着します。
肋骨突起は腰椎の後方側に位置しますから停止部の小転子との位置関係を見ると
反対側回旋を起こすことがわかります。
腰椎は回旋には弱い箇所ですから腰痛への影響は強いことがわかりますね。
腸腰筋を動画で解説
上記内容を思いっきり解剖学セミナーで布野先生が解説しております。
一般的に公開している動画ではございませんがこちらで公開させて頂きます。
また、専用LINE@にて「思いっきり解剖学セミナー2017」の動画を無料公開しております。
解剖学に少しでも興味が湧いた方は是非、ご登録してみて下さい!